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口唇ヘルペスにかかるとこんな症状が出ます

2019年09月02日
薬を飲んでいる男性

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因で発症する感染症です。口唇ヘルペスは、他人への感染力が非常に高いことや、再発を繰り返しやすいという特徴がありますが、口唇ヘルペスの症状は時間が経過するにつれて変化していきます。

口唇ヘルペスの前駆症状としては、再発の場合は唇周辺がピリピリしたり、ムズムズするといった違和感を感じ、かゆみを伴うこともあります。この症状は、三叉神経節に潜んでいたヘルペスウイルスが活動を開始して唇周辺に移動してきた合図であり、再発を繰り返している人は、前駆症状が現れた段階で口唇ヘルペスを予兆できるそうです。

唇周辺の違和感を感じ始めてから数時間ほど経過すると、発症期へと移行します。自覚症状が現れた部位に赤い発疹が生じて、人によっては痛みが伴うこともあります。発症期では、患部でヘルペスウイルスが活発に増殖している時期と考えられており、この段階で治療を開始することが重要で、比較的軽症なまま治癒させることが可能です。前駆症状が現れてから2~3日経過すると、赤い発疹は水ぶくれへと変化します。ヘルペスウイルスに初めて感染した場合は、5ミリ程度の比較的大きい水ぶくれが発生し、場合によっては発熱などを伴うこともあります。再発の場合は、1個1個の水ぶくれは初感染時よりも小さい傾向にありますが、数が多くなると融合して巨大化するケースも珍しくありません。

自覚症状を感じてから2~3日経過した段階となると、ヘルペスウイルスの増殖はかなり進んでおり、発生した水ぶくれの中には、多量のヘルペスウイルスが存在しています。そのため、水ぶくれを潰してしまうと、様々な問題を引き起こす可能性が高まります。例えば、患部以外の部位にヘルペスウイルスが触れることで、正常な部位にまで症状が広がるリスクを高めることや、ウイルスを周囲へまき散らすことで他人への感染を引き起こすといった問題です。その他にも、水ぶくれが破れた部分から、ヘルペスウイルス以外の細菌やウイルスが体内に侵入する恐れがあります。口唇ヘルペスを発症しているときは、体の免疫力が低下しているため、様々な感染症を併発しやすくなります。このような様々なリスクを高めるだけなので、くれぐれも水ぶくれは潰さないようにしましょう。

口唇ヘルペスの症状は、水ぶくれが現れてから1週間ほど経つと回復期へと移行します。回復期の段階になると、発生した水ぶくれが乾燥してかさぶたへと変化します。かさぶたが自然に剥がれ落ちた時点で完全な回復となりますが、かさぶたを無理に剥がしてしまうと治りが遅くなるため、かさぶたを無理に剥がすのではなく、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

口唇ヘルペスの症状は個人差や体調にもよりますが、前駆症状が現れてから回復するまで、約2週間程度と言われています。また、水ぶくれが重症化すると症状が回復した後も、患部に痕が残ってしまうこともあるため、自覚症状が現れた時点で治療を開始することが重要です。