• ホーム
  • 口唇ヘルペスは他人にうつる病気なので注意が必要

口唇ヘルペスは他人にうつる病気なので注意が必要

2019年11月07日

口唇ヘルペスは、唇周辺に水ぶくれや潰瘍といった症状が現れる、単純ヘルペスウイルスが原因で発症する病気です。単純ヘルペスウイルスは一度でも体内への侵入を許してしまうと、たとえ症状が改善したとしても、脳にある三叉神経節という部位に潜伏するという特徴があります。また、感染力が非常に高いことでも知られており、日本人の70%~80%の人が単純ヘルペスウイルスを保有していると言われています。

口唇ヘルペスの原因である単純ヘルペスウイルスの感染経路の中で、最も多いとされているのが直接接触です。口唇ヘルペスを発症している人と、キスをしたり頬ずりなどをすると、患部と直接触れてしまうため皮膚表面からウイルスの侵入を許してしまう確率が高まります。特に、唇周りの皮膚が荒れていたり、傷やささくれなどがある場合は、通常時よりも簡単に侵入を許してしまうため注意が必要です。そのため、口唇ヘルペスを発症しているときは、直接接触は可能な限り避けた方が賢明です。直接接触による感染は、夫婦や親子、恋人など身近な人の間で起こりやすいため。単純ヘルペスウイルスは別名愛のウイルスと呼ばれています。

また、単純ヘルペスウイルスへの感染は、直接接触だけでなく、間接的な接触でも起こる危険性があるため注意しましょう。単純ヘルペスウイルスは、生命力自体は非常に弱く、人間の体から出てしまうと数時間程度しか生存できませんが、口唇ヘルペスの症状が出ている人が使ったタオルや食器、寝具などを共用していると感染する可能性は高まります。間接的な接触による感染を防ぐためには、タオルや食器といった日用品の共用は可能な限り避けて、1人1人専用の物を用意することに加えて、こまめな洗浄を心がけるようにしましょう。なお、手足などの皮膚は角質層が厚いため、単純ヘルペスウイルスに接触しても体内に侵入される危険性はほぼありません。そのため、口周りなどの角質層が薄い部位にさえ、接触しないように心がければ、感染するリスクを軽減可能です。

また、口唇ヘルペスの症状が現れていないときは、単純ヘルペスウイルスが三叉神経節で活動を停止している状態なので、感染する危険性は比較的少ないのですが、水ぶくれや潰瘍といった症状が現れているときは、唇周辺で増殖が活発に行われているため、他人への感染リスクは高まります。特に、水ぶくれの中には、多量の単純ヘルペスウイルスが存在しているため、誤って潰してしまうとウイルスが外部に飛散することで他人へうつしてしまう可能性が更に高まってしまいます。なお、水ぶくれを潰す行為は、他人へうつしてしまう可能性を高めるだけでなく、回復までの時間が余分にかかってしまうことや、口唇ヘルペス以外のウイルスや細菌の侵入を容易に許してしまうなどの、マイナス要因しか見当たりません。したがって、口唇ヘルペスを発症しているときは、患部を必要以上に刺激せずに、水ぶくれを潰さないようにすることが重要です。